霜花風野とは | 日本の美しさは、四季折々の自然の多様な変化にあると言われています。春にはいろいろな色の花々や薫りがあり、木々の新緑が目を楽しませてくれます。夏にはキラキラ輝く太陽や青い空に浮かぶ白い夏雲、そして訪れる夕立、また木陰で受ける爽やかな風、自然にあふれ出る湧き水は喉を潤すと共に、体の熱を冷ましてくれます。秋には「実りの秋」と言われるようにいろいろな味覚の果物が味わえ、野山では木々が黄色や赤く染まって、錦織のカーペットが敷かれたように野山を変えて見せてくれます。冬には木々が葉を落とし、枝々の張った樹影を高くして、しんしんと降る雪や、霜が家の庭や野原に降りて、モノトーンの静かな時節を造り出します。 このような四季の趣を短い言葉で表現してみますと、「春夏秋冬」という四字熟語もありますが、それは四季の豊かな趣を表してはいないのではないかと思います。そこでmain themeに掲げた詩を思い浮かべました。その詩をもう一度書いてみましょう。
この詩の中で四季の特徴を表す文字を拾い出して繋げてみました。そして四季の趣を伝える言葉として霜花風野と言う言葉を創りましたが、どうでしょうか。 ここで注目しておきたいことは、霜の降(お)りる音、雪の津々と降(ふ)る音の様にその現象は音で捉えようとします。また春のいろいろな花の微かな優しい薫り、夏の木陰に吹く軽やかなそよ風のように、季節は人の知覚にかすかに伝えてきます。秋には多様な色に変容する野山のように、自然は時を掛けて変化し、その変化を私達の五感に伝えてきます。私達は聴覚、視覚、嗅覚、味覚、触覚という五感を研ぎ澄まして自然の息吹を感じることで、四季を深く楽しむことが出来るのだと思います。 |
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